ProteinWorks キット
タンパク質の定量をシンプルに
サロゲートペプチドアプローチを用いた従来の複雑な LC-MS/MS タンパク質定量ワークフローにおいて、サンプル前処理は大きな変動要因となっています。ProteinWorks eXpress 消化キットにより、タンパク質の消化が簡素化および加速し、全血漿または免疫精製した血漿の LC-MS タンパク質定量における複雑な分析前のバイオアナリシス/DMPK ワークフローを合理化および標準化できます。
ProteinWorks により、ラボでのルーチンタンパク質定量メソッドが高い再現性、正確度、感度で実現できます。この柔軟で自動化可能なキットベースのアプローチにより、分析法開発にかかる時間が短縮し、ラボ間およびサイト間で簡単に展開できるようになります。
仕様
概要
- 秤量済みでロット追跡可能な試薬により、タンパク質のバイオアナリシス/DMPK のサンプル前処理が簡素化し、異なるラボ間および分析者間でもシームレスな分析法移管が実現
- 低分子タンパク質、mAb、ADC において、迅速に再現性および感度の高い結果を取得
- シンプルで導入しやすい最適化したプロトコルにより、分析法開発を最小化あるいは排除でき、結果が出るまでの時間と分析コストを削減
- Hamilton STARWorks プラットホーム上で自動化することで、生産性が最大化
推奨用途:様々なタンパク質の正確かつ精密な定量。
機能ヘッダー
合理化された再現性の高いアプローチを体験
タンパク質定量のワークフローはその複雑でマルチセグメントな性質により、ばらつきが大きくなる傾向があります。重要な研究上の決定を下すためには、アッセイ結果に許容範囲内の正確度、精度、再現性があることが必要です。ProteinWorks eXpress 消化キットにより、複数のモノクローナル抗体で 1 桁台のキット内およびキット間の再現性が実現します。
サンプル前処理の簡素化および標準化
バイオアナリストは、LC-MS タンパク質定量ワークフローの開発および展開において、多くの決定を下す必要があります。複数の選択肢があることに加えて、サンプル前処理が大きな変動要因となっています。標準化されていないことに加え、ワークフローに元々あるばらつきにより、分析者間およびラボ間での再現性のある分析法移管が課題となります。ProteinWorks キットには、標準化されたキットベースのアプローチが用いられているため、分析者間、ラボ間、および治験依頼者と CRO との間で展開しやすく、ラボおよびデータの一貫性が促進されます。
望ましい感度レベルを達成
望ましい検出限界を達成することは困難である場合があります。試薬の選択やその濃度に加えて、時間、温度、およびステップ数に関する判断すべてが、分析法の感度に影響を及ぼすことがあります。ProteinWorks は、秤量済みでロット追跡可能な試薬およびシンプルでステップごとの使用説明書が含まれる汎用的でキットベースのサンプル前処理メソッドを提供し、最低 10 ng/mL までのインフリキシマブの迅速な定量が可能になります。
柔軟性と自動化により最適な結果を実現
様々な LC-MS タンパク質定量ワークフローに十分対応できる柔軟性を維持しながら、感度、再現性、標準化、および正確性を達成することは困難である場合があります。ProteinWorks は、他社のキットベースのアプローチのような制約がなく、タンパク質のバイオアナリシス/DMPK を含む様々なワークフローに対して最適化でき、使用するアッセイで最適な結果を得るのに十分な柔軟性を発揮します。
ProteinWorks は Hamilton STARWorks プラットホーム上で自動化することも可能です。プロトコルおよび必要な試薬が含まれており、自動化した汎用的なキット化アプローチにより、分析法開発を効率化して、複雑なサンプル前処理を最小限に抑えることができます。自動リキッドハンドリング装置の導入により、生産性を最大限に高め、人的ミスを削減し、分析法の性能を改善することができます。