ペプチドリーム株式会社 研究開発部
ディレクター 長島 忠道様、重藤 紗代子様にお話を伺いました。
―本日はお忙しいところ、ありがとうございます。まずお仕事の内容についてお聞かせ頂けますか?
長島様(以下敬称略):分取チームをまとめていまして、弊社で合成される多種多様なペプチドの精製ステップがより効率よく進むように、その非常に幅広い物性に応じた分取メソッドやサンプル調整等の検討をしています。それと実際の分取精製も行っています。
重藤様(以下敬称略):サンプルを分取のスケールに持っていく前のメソッドの条件検討(前分析)を担当しています。それと平行して通常の分取精製も行っています。
―ありがとうございます。合成したペプチドがサンプルになると思いますが、具体的に対象はどのようなペプチドですか?
長島:弊社で製造しているペプチドのほとんどは環状のペプチドです。それに加えていわゆるステープルタイプのペプチド、弊社の場合直鎖のペプチドの中間にチオエーテルとして環を作っているものも合成しています。 それらのペプチドは 、疎水性の高いものから、塩基性のアミノ酸、特にアルギニンが複数ついているようなものまで、逆相HPLCで保持時間が短いものから長いものまで多種多様です。また弊社の技術として非天然 アミノ酸も組み込んだ特殊ペプチドもバイオロジーのグループでは扱っていますので、そういった特殊 ペプチドも合成され分取 チームにたくさん来ます 。
―そうですか。現在、分取精製で弊社のAutopurificationシステム(内径4.6mmの分析HPLCカラムから内径50mmの分取HPLCカラムまで対応する自動分取精製HPLC/MSシステム)をご使用頂いていますが、導入頂いたきっかけは何でしょうか?
◎以下より全文をお読みいただけます。今回のお客様事例に関する資料のダウンロードもしていただけます。
続きを読む
ログインまたはWEB登録をしてお進みください。
WEB登録のメリット