2006年5月に施行されたポジティブリスト制度では、2003年の食品衛生法改正により設定されている農薬、飼料添加物及び動物用医薬品の残留基準を見直し、基準が設定されていない農薬等が一定量以上含まれる食品の流通を原則禁止しています。これに伴い食品安全性試験における検査項目は拡大し、より信頼性の高い安全性が確保される反面、試験への負担や試験期間の増加に伴う食料保管コストへの影響などが新たな課題になっています。すなわち、様々なサンプルマトリクス中の多種多様の極性を有する化合物をより効率的であると同時に高い信頼性でモニタリングしなければなりません。この課題を解決するために、 GC/MSや LC/MS/MS による一斉分析が汎用的に用いられるようになりました。多種多様なサンプルマトリックス中の農薬等を効率的に、高精度な定量・同定結果を得るためのウォーターズのソリューションについて紹介します。
食品規格試験の各ステップにおける課題
各ステップにおける課題へのウォーターズソリューション
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安全性規格試験におけるシステムソリューション
農薬等一斉定量分析
UPLC/TQD
■ IntelliStart - 分析者の経験に依存しない装置の自動セットアップ
■ 高速ポジネガ切り替え - 効率的な情報の取得、1システムでより多くの分析項目に対応
■ AutoDwell - 各モニターイオンの取り込み時間等MSメソッドの自動最適化
■ Quanpedia - メソッド開発からルーチン分析まであらゆるニーズに対応するデータベース
■ QCMonitor - 連続定量分析のオンライン精度管理
■ TargetLynx - 定量解析操作だけではなく基準への適合性確認も自動化
■ TrandPlot - 装置の感度変動のモニター及び視覚化
動物用医薬品定量分析
UPLC/Xevo TQ MS
■ IntelliStart - 分析者の経験に依存しない装置の自動セットアップ
■ 高速ポジネガ切り替え - 効率的な情報の取得、1システムでより多くの分析項目に対応
■ AutoDwell - 各モニターイオンの取り込み時間等MSメソッドの自動最適化
■ RADAR - 定量と同時に網羅的にマトリックスのモニター機能
■ Quanpedia - メソッド開発からルーチン分析まであらゆるニーズに対応するデータベース
■ QCMonitor - 連続定量分析のオンライン精度管理
■ TargetLynx - 定量解析操作だけではなく基準への適合性確認も自動化
■ TrandPlot - 装置の感度変動のモニター及び視覚化
食品分野向けの1000以上の化合物のMRM情報が搭載されたQuanPediaデータベース
ウォーターズでは食品/環境分野でご利用いただけるMRM情報を提供します。 UPLC/XevoTQ MSでは全1070成分、42試験のデータベースが付属します。
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