プロセス開発を分析全体にわたり完全に自動化

ACQUITY UPLCプロセスサンプルマネージャ(PSM) は最小限の操作で、プロセス開発エンジニアにプロセスに対するより深い理解、アットラインおよびオンラインのサンプル分析の自動化をもたらします。

ACQUITY UPLC PSMによるサンプル分析プロセスの自動化により、ワークフローが合理化され、分析の一貫性が保証され、分析中、ミスが起こりやすいステップの数を削減できます。

リアルタイム LC 分析

現在 使用している ACQUITY UPLC システムと接続統合することで、無人でリアルタイムのマルチポイント反応モニタリングや精製フラクション分析を行うことが可能になります。ACQUITY UPLC PSM は、バッチリアクター、フローリアクター、バイオリアクター、または精製カラムからも、サンプルを直接抽出して分析することができます。

連続反応サンプリング、分析、結果の報告に対するこの無人の操作により、作業員の介入を必要とせずに、指定された時点に、正確にプロセスを追跡できます。反応に関する誤った仮定を下すリスクが軽減されます。このような誤った仮定は、不必要なプロセス時間、資材の浪費、収率の低下、不純物の増加の原因になることが指摘されています。

アットラインワークフローでの自動化の向上

インプロセス分析で必要なサンプル、標準試料、コントロールサンプルが、アクセスを制限したドアから ACQUITY UPLC PSM に導入され、任意のバイアルから複数回注入可能です。

独自のバーコード機能により、サンプルに関するあらゆる情報が、ACQUITY UPLC PSM に導入された時点から削除を許可されるまで、トラッキングされ、分析されます。これにより、承認されたユーザのみがコントロールされた貴重な物質のサンプルをトレースすることができ、またアクセスも可能なことが保証されます。

また、サンプルの注入は、大きな緑色のボタンを押すだけの簡単さです。

分析者間の結果のばらつきを軽減

独自のスタティックダイナミックミキシング機構を搭載した ACQUITY UPLC PSM の先進の流体工学により、高精度で正確な希釈が行われます。サンプルを自動的に希釈可能です。一定量のサンプルを最大 1:100 まで 0.1 毎に任意の比率で希釈可能です。これにより、一般にマニュアル操作の希釈で発生するばらつきや時間のロスがワークフローからなくなります。{これらのプログラム可能な希釈機能により、追加の準備作業が不要になり、検量線作成におけるばらつきが軽減されます。