特性解析がさらに簡易に
RapiFluor-MS では、蛍光による定量感度が大きく向上するだけでなく、前例のないMSシグナル強度を実現しました。蛍光検出器とMSの直列使用により、低含量の糖鎖を容易に同定し、特性解析することができます。 少ないサンプル使用量で高い感度を確保することが可能です。
標識糖鎖を親水性相互作用クロマトグラフィー(HILIC)で分析したところ、RapiFluor-MS により、次の試薬と比較して以下のような結果が得られました。
- 市販の高速標識用アミノベンズアミド(AB)アナログ(インスタントAB):蛍光シグナル強度が 2 倍、MS シグナル強度が 1000 倍にそれぞれ向上
- 2-AB による従来の還元的アミノ化反応:蛍光シグナル強度が 4 倍、MS シグナル強度が 160 倍にそれぞれ向上