ピークトラッキングをしないデータの解析
Fusionの分析法開発ソフトウェアの特許であるTrend Response™を使用すると、自動的にクロマトグラフィ分離を最適化するため、しばしば初期のスクリーニング実験で起こるピークのトラッキングミスをなくしてくれます。
Fusion分析法開発ソフトウェアでは重要な分析性能の特性を容易に解析し、しモデル化します。レスポンスの表面プロットは、ピークの分離能、テーリング係数、及び保持時間のような重要なクロマトグラフィレスポンスに対する変動因子の組み合わせの影響を示しています。因子の交互作用を示すカーブとともに色のグラデーションによってその交互作用の程度を表しています。
レスポンスの表面は重要なクロマトグラフィレスポンスにおける変動因子の影響の組み合わせを示しています。
分析の平均性能と頑健性の自動予測
クロマトグラフィデータは自動最適化ツールで数値化された影響パラメータのモデルを作成するために使用されます。これらは簡単に結果を解釈するための重ね書きグラフと同様、グラフ化されます。
ユーザが定義した分析性能のゴールが自動最適化ツールですばやくテストされます。自動最適化ツールのウィザードは全性能のゴールに適合するLC分析法を同時に検索し、分析法の予測としてこれらの性能を表示します。
Fusion分析法開発の重ね書きグラフは平均分析性能と頑健性を予測します。このグラフはQbDのナレッジスペース及びデザインスペースを規定する分析法の変動範囲を示しています。影がない領域は分析の平均性能のためのすべてのゴールを上回る変数範囲となります。
頑健性試験用ツール(Robustness Simulator™) では頑健性試験をLC分析法開発に統合しています。この特許取得のツールでは分析法の頑健性での主なクロマトグラフィパラメータを計算し、モデル化します。このツールを使用することにより追加の実験をする必要なく平均性能と頑健性のために最適化された分析法を特定することができます。