POSI±IVE™は、TOFデータの定性から定量解析までの一連の操作を自動で実行及び確認する事ができるソフトウェアです。また検出された化合物のみを定量結果としてレポートする事ができ、データ確認の効率化を図ることができます。
定性と定量データのレビューを自動化
データ解析には、化合物名、化学式、保持時間が記載されたターゲット化合物リストを使用します。またこの化合物リストには化合物数の制限はありません。POSI±IVEソフトウェアは取得したTOFデータの精密質量情報と保持時間情報を元にターゲット化合物リスト中の化合物の存在の有無を自動で確認します。その後存在の可能性のある化合物のみを TargetLynx™ を用いて定量解析を行い、結果を表示します。つまりこの定性から定量までの一連の解析操作を自動で行います。
解析時間の短縮とエラーの回避
POSI±IVEソフトウェアはマニュアルでの解析操作を最小限にするためにデザインされています。TOFを用いて食品の安全性試験や水中における農薬のスクリーニング分析を行う場合、ワークフローを簡便にし、分析効率が向上します。:
- 網羅性の高いTOFデータの解析及び検証の効率化を図ります。農薬スクリーニング分析の場合、非常に情報量の多いTOFデータから含有の可能性のある化合物を確認、その後自動でその化合物のみを定量解析を行います。
- 検出された化合物のみの定量解析メソッドを分析サンプル毎に自動作成し、従来非常に時間のかかるマニュアルでのメソッド作成に比べて大幅な解析の時間短縮が可能です。
- 同定から定量までの一連の解析操作の中で、マニュアル操作を最小限にすることにより、ヒューマンエラ-を回避します。