多数の未知成分のデータ解析を自動化
The ChromaLynx™ アプリケーションマネージャはLC/MS、GC/MS、LC/MS/MS、GC/MS/MSデータの解析を自動化します。ChromaLynxを使えば、多成分が含まれるマトリックス中の成分を検出、同定、および半定量的な測定することが簡単にできます。ChromaLynxには以下の機能があります:
- サンプルに含まれる可能な限り多くの成分を検出
- サンプルに含まれる成分を可能な限り多く同定
- 成分の濃度を推定
- サンプルと対照を比較して共通成分およびサンプルのみに含まれる成分を特定
クロマトグラムのデコンボリューション
ChromaLynxのクロマトグラフィ用デコンボリューションアルゴリズムにより、多成分が含まれるマトリックス中の分離位置が近接した成分の特定、ピーク検出、および他の成分を含まない質量スペクトルの取得が可能になります。
ライブラリ検索
市販のライブラリあるいは独自に構築したライブラリを対象にして、デコンボリューションされた質量スペクトルを自動検索できます。精密質量測定用MS装置により、結果として得られる元素組成の計算でライブラリ検索結果を補強することが可能です。
精密質量結果の確認
ChromaLynx は精密質量ライブラリスコアを使用して、未知のサンプル成分のスペクトルに見られる主要なイオンの元素組成を、ライブラリ内の可能性のある成分との比較により検証します。
半定量的な濃度の決定
ChromaLynxは、サンプル全体のピーク面積またはユーザが選択した成分のピーク面積に対する、目的成分のピーク面積パーセントを計算します。
クロマトグラムの比較
ChromaLynx では、多数のピークが含まれるクロマトグラムの自動デコンボリューション、ならびにサンプルのみに含まれる成分(または共通成分)の一覧作成および比較、さらには一覧に含まれる成分の自動ライブラリ検索による同定が行えます。得られたデータは専用のChromaLynx比較ブラウザで簡単に確認できます。