荷電糖鎖の卓越した分離

ACQUITY Premier Glycan BEH C18 AX カラムは、電荷ベースの分離と酸性糖鎖の更なる高分離を提供する逆相/陰イオン交換カラムです。ミックスモード分離では、糖鎖は荷電状態によってグループ化され、保持が分析種の正味電荷に応じて増加します。固定相の 逆相 特性により、同じ荷電グループ内で異性体糖鎖が更に分離されます。

MaxPeak High Performance Surfaces（HPS）

酸性糖鎖は、カラムの金属表面へ吸着する傾向があるため、分析が困難になることがよくあります。ACQUITY Premier Glycan BEH C18 AX カラムハードウェアには、特殊な不活性表面である MaxPeak High Performance Surfaces を採用しています。これにより、酸性糖鎖がカラム内で望ましくない二次的相互作用を受けるのを防ぎます。MaxPeak HPS により、糖鎖の回収率が向上し、初めてカラムを使用する際のサンプルコンディショニングが不要になります。

MS と複数の標識への対応

他の市販のミックスモード固定相とは異なり、ACQUITY Premier Glycan BEH C18 AX 固定相は、非常に安定したイオン化部位と結合方法を採用しています。これにより、Waters RapiFluor-MS などの両親媒性の強塩基性部分を持つ MS シグナルを増強する標識によって誘導体化された糖鎖を分離するのに適しています。また、2-AB 誘導体化糖鎖にも有用であることがわかっています。

電荷ベースの糖鎖ソリューション

ACQUITY Premier Glycan BEH C18 AX カラムは、使いやすい MS グレードの移動相濃縮液および RapiFluor-MS シアル化糖鎖性能試験標準品とともに、電荷ベースの分離ソリューションを提供します。

最適化されたサンプル前処理

GlycoWorks RapiFluor-MS N-Glycan キットにより、複雑で時間のかかるサンプル前処理が軽減します。

• サンプル前処理の合理化
• 統合された自動化
• ジスルフィドが多いタンパク質用の還元プロトコル