T3とは
多くのクロマトグラファーは極性化合物の保持に逆相クロマトグラフィーによるアプローチを好みます。T3カラムの充塡剤は適切なC18官能基とエンドキャッピングにより、極性化合物の保持に適した特性を備えています。極性化合物の分離に適したT3カラムは3種類の固定相を取り揃えています。
最適な細孔径-水系移動相の割合が高い条件で発生する固定相のdewetting(疎水性崩壊)による保持の劇的な減少は細孔径の大きさに影響を受けます。水系移動相100%の条件に適合することで高極性化合物の逆相条件での保持を最大化することができます。
アルキル官能基の結合様式 – 低pH(<2)条件において酸による触媒効果による官能基の加水分解速度が急増します。そして、時間の経過とともに保持が減少し、ピークのテーリングが増大します。その結果、カラム寿命が極端に短くなります。T3カラムでは適切なトリファンクショナル結合とエンドキャッピングにより、低pH条件で安定性に優れた充塡剤を使用しています。
最適なエンドキャッピングと官能基密度 – 適切な処理をされたシリカ基剤を原料とした最適な製造プロセスにより、再現性高く極性化合物の保持能を最大化する結合とエンドキャッピングが施された充塡剤を合成できます。T3の結合プロセスはT3ファミリーで共通しており、カラム間、バッチ間の再現性を誇ります。