再現性が高い、超高感度定量

Xevo TQ-XS では、低分子も高分子も、単一の分析対象でも複数の化合物群であっても、必要な結果を、複雑なステップを踏むことなく最初から得ることができます。

新しい StepWave XS イオンガイドによって高い感度が得られるため、繰り返し注入における再現性が良好で、非常に低い濃度でも信頼性の高い定量が可能です。イオンを積極的に質量分析計に移動させるために、StepWave XSによって中性分子およびガスを除去することで透過効率を高め、感度と堅牢性を向上します。第一ステージに設けられた一連の水平プレートによって、イオンのガスへの衝突エネルギーがより少なく済むようにしながら、ガスフローからのイオンの抽出ができるよう、繊細な制御を行います。

セグメント化された四重極を配置した第二ステージでは、イオンビームを収束させることにより、イオン源から検出器へのイオンの透過効率を向上します。

境界を押し拡げる - 先進的なテクノロジー

UniSpray™ は、既存の装置の能力を拡大する主要なテクノロジーを代表するものであり、単一の他のどの手法よりも幅広い範囲の化合物をイオン化できます。非常に扱い易く、より幅広い化合物への適用が可能なイオン源のため、イオン源やプローブを変更することなく、これまでより多くの化合物の分析結果を得ることができます。これにより、装置の部品を交換する時間が短縮され、結果を得るためのプロセスにより多くの時間を費やすことができます。

最も過酷なサンプルマトリックスに対しても信頼できる堅牢な結果

複雑なマトリックスに対する日常的な課題が Xevo TQ-XS によって解決され、困難なサンプルマトリックスに対しても注入間の再現性が良好な結果が得られます。スルファジメトキシンを添加したタンパク質沈殿除去血漿を 2,000 回注入した試験では、一連の注入全体にわたってRSD 3% 未満と、スルファジメトキシンのピーク面積の変動がほとんど認められませんでした。この試験は、わずか 5 ms という短いデュウェルタイムを使用して、多くの分析ラボで見られる厳しい条件を再現することを目的として実施しています。

工具不要のプローブ最適化とメンテナンス

Xevo TQ-XS の新しい大気圧イオン化プローブは、装置の取り扱い方法の認識を新たにするものです。工具を使用したり、最適化にかかる時間について心配する必要がありません。キャピラリーを含めたプローブの交換も、完全に工具不要です。装置のプローブを誰が操作、メンテナンスしても同じ結果が得られ、これまでよりずっと長期にわたり高い再現性が得られます。

Xtended Dynamic Range 検出器による感度向上

同じサンプル中でも、大きく濃度が異なる分析対象を測定する必要がある場合、検量線の範囲に収まるようにサンプルを希釈して再注入するのは、非常に時間のかかる作業です。Xtended Dynamic Range (XDR™) 検出器は、6 桁に及ぶリニアダイナミックレンジを備え、1 回の注入で検出器を飽和させることなく、より幅広い濃度範囲の分析対象を定量することができます。

お客様のニーズに応じて選択可能で柔軟な定量ソフトウェアオプション

Xevo TQ-XS は、ウォーターズの主力ソフトウェアプラットホームである waters_connect で利用できるようになりました。これにより、どんなアプリケーションにおいてもラボの効率を最大限に高めることができます。

waters_connect
当社の最新のアプリケーションベースのソフトウェアプラットホームは、独自の効率と使いやすさという利点を提供し、ラボの生産性を最大化します。

MassLynx
この定評あるソフトウェアパッケージは、あらゆるアプリケーションに対応し、ラボの成功に必要な汎用性と柔軟性を提供します。