トレーニングを最小限に抑え、共同作業を効率化させる

UNIFI 科学情報システムは、研究者、分析者、QA/QC レビュー担当者、IT 部門など多様なニーズに応えられるように設計されています。このプラットホームは、組織内部だけではなく、組織外部にアウトソースしたいという将来的な要求にも対応できる拡張可能なソフトウェアアーキテクチャを基に構築されており、UPLC/MS システムやUPLC/MS/MS システムからの複合的な科学情報の取り込み、解析、報告書作成、保存、権限ベースのアクセスといった多様なニーズに応えます。

拡張性への対応

UNIFI ソフトウェアは、まずワークステーションベースのシステムソリューションの一部として導入した後、ラボに合わせて規模を拡張し、LC、LC/MS、およびLC/MS/MS データを取り込み、保存、管理するマルチユーザーのサーバーベースのワークグループに発展させることができます。

UNIFI にはデータマイニングとデータ共有のためのツールが用意されているため、共同作業の生産性が向上します。そのオープンなアーキテクチャによってウォーターズ製の機器やソフトウェアシステムとやり取りできるほか、UNIFI のプリントキャプチャとファイルキャプチャ機能を使用して各種の科学情報を整理統合することが可能です。

パーソナライズされたワークスペース

UNIFI には、日常的な使用の実態に即して開発されたマイワーク領域と呼ばれる新しいアプローチが採用されています。マイワークはユーザー毎に保護されたアクティブなワークスペースで、進行中の作業を自動バックアップのように一時的に保存できます。データポイントまたはアクションが意図的に入力されるまで、科学コンテンツシステムとは別に情報が保存されます。また、マイワークから共通のタスク、最近表示した項目、装置システム、ワークフロー通知に簡単にアクセスすることもできます。

分析メソッド

分析メソッドは、エディターによって複雑さに対処し、LC、MS、解析、報告書作成の各メソッドを追跡管理します。

分析

UNIFI は複数の分析タスクを分析一式、つまり、すべての結果、分析メソッド、およびすべてのオーディットトレイルを含む単一の自己記述的なコンテナとして管理します。分析には、結果のレビューと再生成を可能にするために必要なすべてのものが含まれます。これにより、分析の共有、レビュー、報告書作成が容易になります。さらに、ラボ管理、トラブルシューティング、または規制対応の目的に従うため、誰がいつどこでどのような分析を作成したかを示す記録が保持されます。

研究およびGxPのためのデータのトレーサビリティ

UNIFI はシステムに組み込まれたリレーショナルデータベースを使用して、すべてのシステムデータを安全に管理し、データのトレーサビリティを提供します。セキュリティは、生データ、結果、報告書、メソッドをデータベースに保存することによって確保されます。このデータベースにはユーザーアカウントのログインによってのみアクセスできるようになっており、OS からのユーザーアクセスを防ぎます。UNIFI には、GLP、GMP、規制、またはラボが従わなければならないその他の品質基準に基づいて構成可能なソフトウェアの機能が含まれています。

また、UNIFI に含まれる適格性評価センターを使用して、使用中の装置、コンピューター、およびソフトウェアが製造元の仕様に従って動作しているかどうかを確認し、コンピューターと装置の適格性評価プロトコルの実行やメンテナンスの記録を保持できます。ラボではこれらのGxP 管理ツールを使用することで、規制に関する質問に対し、データと記録は安全であるという確信をもって効率的に回答することができます。