HPLC 分析法開発に課題がないわけではありません。お気に入りのカラムでピーク形状、感度、再現性の目標をなかなか達成できないとどうなるでしょうか?
ウォーターズは、以下の課題に対処するのに役立ちます。
MaxPeak Premier カラムを使用することで、一貫した結果とより優れた成果が迅速に得られます。MaxPeak High Performance Surfaces(HPS)テクノロジーと呼ばれる不活性ハードウェアを採用した MaxPeak Premier カラムにより、UPLC、HPLC、Prep LC の金属への吸着に関連するクロマトグラフィーの課題が解決します。これらのカラムは、粒子径 2 µm 以下から 5 µm まで、全多孔性またはソリッドコア(分析サイズまたは分取サイズ)で入手可能であり、ニーズを満たしてクロマトグラフィー分離に関する疑念を解消できるカラム構成を選択することができます。
非特異的吸着(NSA)とは?NSA とは、サンプルと表面の間の意図しない吸着であり、主にイオン性相互作用に基づく、望ましくない化学的相互作用です。リン酸基やカルボキシル基を含む化合物、有機酸、金属キレート化合物のような電子が多い化合物は、金属表面への非特異的吸着により失われる可能性があります。
金属に吸着しやすい化合物は、有機酸、有機リン酸、オリゴヌクレオチド、リン酸化ペプチド、酸性ペプチド、酸性リン脂質、酸性糖鎖、核酸、金属キレート化合物など、バイオ医薬品、低分子医薬品、食品/環境、材料、生物医学研究などのアプリケーションにおけるさまざまな化合物にまたがっています。
これらの金属に吸着しやすい分析種は、金属表面に吸着し、除去することができません。この問題を防ぐには、複雑な移動相の使用、コンディショニング、不動態化、その他の時間がかかり頑健でない分析法の使用などにより相互作用が強くならないように環境を維持する、あるいは相互作用を完全に回避する、のいずれかが必要になります。MaxPeak High Performance Surfaces(HPS)テクノロジーは、LC システムの流路内でのこのような望ましくない金属との相互作用を防ぐように特別に設計されています。
この不活性なハードウェアは、金属表面と相互作用する化合物と反応しない無機-有機ハイブリッド金属処理で構成されています。その考え方は、酸性基が、ワークフローにおける分離経路由来の電子不足の金属イオンとルイス酸/塩基相互作用するのを止めることです。MaxPeak Premier カラムには、この不活性ハードウェアが採用されており、ピーク形状の改善、回収率と感度の向上、優れた再現性、安定した性能が実現します。
粒子径の選択肢が拡張された MaxPeak Premier カラムを活用して、任意の LC システムで分析法を作成し、開発から QC に移管できるようになります。最初から一貫した性能と信頼できる結果を生成し、疑念を解消します。小粒子径から大粒子径までのシームレスな拡張性により、データおよび意思決定におけるリスクの低減と信頼性の向上を体験することができます。
LC 精製をスケールアップするというニーズのために、全多孔性の 5 µm または新しい 3.5 µm の分取用粒子径で提供する、MaxPeak Premier OBD 分取カラムラインを紹介します。 ペプチドやオリゴなど、相互作用が起こりやすい困難な分子ターゲット用に、予測可能なスケールアップを実現します。 重要な単離におけるサンプル損失を低減し、カラムのコンディショニングを減らします。
ソリッドコア粒子が好きで、クロマトグラフィーに関する疑念を解消したい場合、CORTECS Premier カラムでは、お気に入りの粒子と MaxPeak High Performance Surfaces テクノロジーを組み合わせることができます。
粒子径の選択肢が拡張したため、使用する HPLC システムに関係なく、CORTECS Premier カラムのシームレスな拡張性、スピード、感度、分離能、信頼性を体験できるようになりました。
新規の MaxPeak Premier SEC 125 Å カラムにより、インスリンのサイズ別分離において、分離能が最大 30% 向上し、分離が 6 倍速くなり、溶媒を 7 倍節約できます。二次的相互作用が低減し、GLP-1 受容体作動薬の高分子産物(HMWP)が 2.5 倍増加しました。粒子径 1.7 µm および 2.5 µm で入手可能であり、HPLC、UHPLC、UPLC の各プラットフォームにわたる適合性が実現。
2 種類の粒子径の選択肢を提供する GTxResolve Premier SEC カラムを使用して、非特異的二次的相互作用を最小限に抑えることで、カラムとシステムの不動態化の必要性が低減し、特に遺伝子治療薬などの金属に吸着しやすい分析種のピーク形状、凝集体の回収率、感度、再現性を向上させることができます。
以下を含む分析種に対応する準備不要の性能:
MaxPeak Premier カラムは、科学の世界で引き続き水準を引き上げ、検査においてまったく新しい標準を設定しています。ウォーターズのお客様の声を聞いてみてください。世界中の科学者は、このカラムの強みを以下のように評価しています。
「ウォーターズの Premier カラムは使ってみる価値があります。」 - Nobel llac
「分離度と信頼性に非常に優れた驚くべき分離を達成しました。」— Chromatography Evolution
「信頼性が高く、素晴らしい結果でした。」— University Of Nicosia
「分析法移管をスムーズに行え、吸着しやすいペプチドのキャリーオーバーが著しく低減しました。」— Nutrilab BV
「Premier カラムを使用すると、キャリーオーバーが大幅に減少します。」— Charles River Laboratories
「Premier 以外のカラムと比較して、ピーク形状が大幅に向上しています。」— University of Innsbruck
「ラボにある他のすべてのカラムと比較して、ピーク形状が優れています。」— UiT The Arctic University of Norway
ラボでの疑念を解消し、分離の信頼性を確保する MaxPeak Premier カラムの詳細はこちらから。